NO134 令和５年度の税制改正大綱
2023.01.10
令和５年度の税制改正大綱が昨年末に発表されました。昨今は事前に検討内容が情報提供されるため、サプライズは少なくなっています。
高所得者や富裕層向けの課税強化を目的とした改正をする流れが強く、今回もその点に注目が集まっていますが、他の流れとして、M&Aを促進するための優遇措置を作る流れや、国際的なグローバル課税を成し遂げていく流れもあります。
最近は少子化対策を打ち出す方向性も示されているところですので、これを税制面でも後押ししていくのかも今後の注目です。
税制改正は、社会や経済の変化を映す鏡のようなもので、過去の改正を振り返ると、当時何があったかを思い出させてくれます。
また、年に一度の税制改正を追いかけ続けることで、世の中の変化について行くことができます。
税法の理解においては、長く生きている人の方が過去の歴史を知っている分だけ有利だと感じます。